誰にも見送られることなく卒業しましたとさっ!

今日は卒業式だったり,学位授与式だったり,謝恩会があったりしたのだけれども,不参加で通した.そんなわけで,研究室の追い出しコンパにも不参加だったことを考えると,結構アレな感じですね.別にリア充リア充した卒業式といかないまでも,研究室の人達やら,指導教員に花束なんかを贈られて涙でも小粋に流しつつキャンパスを去るというのが結構典型的な春に相応しい別れ方なんじゃないのかなと思うのだけれど,私の場合は,そういうのが全くなかった.かなりお寒い卒業式.誰にも祝福されることなく,挨拶すらもなく,ただ一人写真とって思い出作りに大忙しの連中を横目に見ながらキャンパスを去るだけ.研究室の同期と最後に口を交わしたのが去年の9月だったり,指導教員と最後にFace-to-Faceで話したのが二月上旬の卒業発表のとき(卒業論文は指導教員と顔を合わせることなく完成させた)ということから,お寒い人間関係,つまり,崩壊した人間関係が何となくわかると思うので,どうしてこんな卒業式になったのかは大体わかるとは思うのだけれど.

今日の行動を振り返ってみると,朝の7時に起床して楽勝で卒業式に出席できたはずなのに,家でネットをぐだぐだやりながら,卒業式と学位授与式が終わる時間まで暇を潰しつつ,頃合いを見計らって教務に行って学位下さいと事務員のお姉さんに言ったら,まだ学位授与式終わってないから渡せないと言われたので,それじゃあ,五時ぐらいまでそこら辺で暇潰してますと答えて,図書館やら生協やらで時間を潰して,再び教務に行って学位をゲットした.ぶらぶらしてるときに同じ学部の人にエンカウントしなくて本当に良かったと思う.まあ,色々な事情があって参加するのが憚れる私とは違って学部の人達は謝恩会やら学位授与式やらに出席しているのだから,出くわすことなんてないのだけど.ちなみに学部には友達はおろか知人すらもいないので,私の中で学部の人は敵・知らない人・どうでもいい人の三つに分類できる.多分,7割か8割が知らないで,後の残りの殆どがどうでもいい人で,それ以外の人が敵になる.卒業したら他大学院に進学するし,恐らく今後の人生で関わり合いになることはないと思うので,どうでも良いのだけれども.たぶん,

懸念事項であった学部の同窓会入会はしないで済んだ.というよりは,そもそも誘われなかった.全学の同窓会の入会だけは必須事項なのでと言われて,個人情報を書かされたので,全学の同窓会には入ることになった(元々全学の同窓会には,同窓会員限定の特典があり入りたかったのでラッキーだった).そんなわけで,入りたくもない学部の同窓会に入ることを回避しつつ,全学の同窓会にのみ入ることが出来たので良かった.

疲れたし寝よう.文章書くの年々下手糞になっている気がする.特に自分語り関係において.昔ならもっとキチンと書けたはずなのだけれども,駄目になってしまった.正直,アニメやら漫画やらで繰り広げられる素晴らしい卒業式に対して憧れる感情がないわけではないから,このようになってしまった現状に対して思うところがないわけではないのだけれど,まあ,仕方がないよねの一言で済ませることしかできない.このような状態に陥るのに掛かった年月が数年単位だから,予想も出来てたし覚悟も出来ていたから,ショックはない.まあ,奇跡なんて起こらないよね,といった感情だけ.むしろ,現状に対する悲観やら諦念よりも,将来また同じことを繰り返すことに対する失望のほうに目がいってしまっているから,今身に降りかかっている出来事に対してそこまで意識がいってない.個人的には同じ過ちを一生繰り返し続けるだろう自分に対する恐怖だとか苛立ちだとかのほうが,デカイ問題だし.

大学生活が人生で最も楽しい時期であると高校のときに数学教師が言っていたけれど嘘っぱちだ.私の大学生活は卒業するために単位を取得して,あとはネットでくだらない情報を頭に突っ込むだけで終わった.そこのどこに楽しい要素があるのだろうかと思う.彼女はおろか友人すらおらず,いつも一人で講義を受けて,一人で食事をして,それだけ.研究室も追放状態.糞の役にも立たない,テキトーに仕立てたゴミ卒業論文を書いて追い出されるように卒業をゲット.まあ,本当くだらない大学生活だった.

大学院でも同じ過ちを繰り返して繰り返して,こんな感じで本当にくだらない大学院生活だったとボヤキながら卒業していくのだと思う.本当下らない.