借金5,349,952円からの返済生活
この記事はサークルクラッシュ同好会アドベントカレンダー2023の12/15の記事です。今日はサークラを2013年に中退(?)した私、えむいちっ!が担当させていただきます。よろしくお願いします。
こういった記事を書くのは初めてなので若干緊張していますが、気負わずテキトーに書き殴りたいと思います。
お題は「借金5,349,952円からの返済生活」で、読んで字のごとくの内容になります。まず「なぜここまで借金が膨れ上がったか(借金5,349,952円に至るまで)」について説明し、最後に「借金返済プラン」について説明したいと思います。
最初にこの記事で言いたいことを要約すると、「借金を返したいなら、収入を増やして支出を減らすしかない」、「借金があることは必ずしも悪いことではない(どんなにつらくてもお金を稼がないといけないので会社を衝動的に退職できなくなる、収入を増やすための動機づけとなる」です。
★なぜここまで借金が膨れ上がったか(借金5,349,952円に至るまで)
「投機(FX、バイナリーオプション、仮想通貨)」と「風俗(+メンズエステ)」につきます。また、そもそも論として借金を増やすのに重要な要素として信用力があります。ある意味、不幸なことに私が新卒で入った会社はめちゃくちゃ信用力がある会社だったため、新卒入社時に初めて申し込んだクレジットカードの利用残高は300万円でした。最初のうちはクレジットカードのキャッシングやらカードローンやらに手を付けることはなかったのですが、会社で全く仕事ができず先輩社員に給料泥棒と罵られたり、ダメ人間扱いを受けていくうちに心が蝕まれ、一刻も早く会社から抜け出したい(=一攫千金を狙ってリタイア)と仕事中ずっと考えるようになりました。
そうなると資産を増やすためには米国や全世界を対象にしたインデックスファンドあたりに長期で投資をし続けるのがベストだとわかっていても、一刻も早くつらい現実から逃げ出したいという気持ちに急かされ短期的なリターンを狙わざるを得なくなります。そんなとき転機が訪れます。それは海外出張で体験したカジノ(主にルーレット)でした。英語が喋れなかったので、対人でのゲームはしなかったのですが、ルーレットのベットが1ドル~300ドルと幅が広く、赤黒のどちらかで賭けると約1/2の確率で掛け金が0になるか倍になるかというシンプルな作りにドハマりしました。最初はビギナーズラックで30ドルを3000ドルに増やすことができましたが、その後は負けるようになり、そうなると負けを取り返すためにさらに無茶な賭け方をして、日本の銀行口座から引き出せる分を引き出したのも含めて一気に資金は底をつきました。たまたまそれを一緒に出張に行っていた先輩に言うと、クレジットカードでキャッシングすればいいだろうと悪魔のアドバイスがあり、最初は躊躇したものの、負けを取り戻したい気持ちには勝てずキャッシングに手を出したのでした。結果としては3日で70万円弱を失うことになりました。
出張から日本に戻った後は、日本には幸いにしてカジノがなかったため、海外出張時に借りたキャッシング枠はすぐに返済し、金銭面では特に負債はなく平和な時間を過ごしていました。ただ海外出張でキャッシングやカードローンに手を出すことに対して抵抗がなくなってしまったのと、一時的に勝ててしまったことは、多額の借金を作る原因になったと気づくのはしばらく経ってからでした。
話は若干変わりますが、私は強いストレスを感じると性欲が強くなる性質があり、会社で嫌なことがあると衝動的に風俗やメンエスに行くことがしばしばでした。そのため貯金はほとんどできていませんでした。そして、カジノでのキャシングデビューの後からはすぐに返済すれば良いと楽観的に考えて、クレジットカードのキャッシング枠(10万円)+カードローン枠(20万円)に手を出し自転車操業状態に陥ることになりました(ちなみに風俗にそもそも行くことになったきっかけは就活がうまくいかず自棄になったことでした)。ただ当時の月収が手取りで40~50万円だったので(年収は700万円弱)、1か月か2か月節制すればすぐに返済し終わるだろうとかなり楽観視していました。大体ここまでが社会人2年目ぐらいの話で、せいぜい借金は30万円程度と大した金額ではなかったです。
社会人3年目になっても相変わらず仕事は全然できないままで、年次が上がるにつれ先輩社員からのプレッシャーも強まり、今まで以上に会社にいることが辛くなる一方した。そんな時ふとカジノで一時的にとはいえ大勝ちしたことを思い出し日本でも同じようなことができないかと考えるようになります。そこで2017年に出会ったのがバイナリーオプションでした。バイナリーオプションは未来のある時点での為替レートがある金額より上になるか下になるかを当てるシンプルな投機で、ルーレットの赤黒賭けと非常によく似ています(と少なくとも自分は感じました)。そんなこんなでバイナリーオプションを始めたわけですが、ビギナーズラックで初期投資金額10万円が1日で50万円になり、これなら会社を辞めてバイナリーオプションで食っていけるのでは?という妄想に取りつかれてしまいました。結局50万円まで増えたのはビギナーズラックで、その後はすぐに資金は0になってしまうのですが。ただ50万円まで一気にお金が増えたことを忘れられず、さらにクレジットカードのキャシング、カードローン枠にも手を出し、完全にお金がなくなりました。そこで、とうとうクレジットカードに付随していないカードローンに手を出すことになりました。思いのほか手続きは簡単で融資枠100万円を手に入れた私はさっそくバイナリーオプションにお金を突っ込み、結局1カ月程度で100万円の融資枠を使い切ってしまいました。ただ、クレジットカードのカードローンやカードローンの月々の返済は4万円程度でバイナリーオプションで大勝ちすればすぐに返済できるだろうと、この時点ではまだ楽観的でした。
ただ、とうとう借りるお金がなくなったので、次にクレジットカードの利用枠に手を出しました。当時は実家に住んでいたので、月々5万円を実家にいれるだけで衣食住は保証されていました。給料日の深夜0時に給料が振り込まれるとまずは実家に5万円を振り込んだ後、クレジットカードやカードローンの支払い分だけを確保したうえで、残りのお金をバイナリーオプションの突っ込んで朝まで給料のほとんど失うのような間抜けなことを繰り返していました。その際、月々のクレジットカードの支払金額を下げるために、可能な限りリボ払いにすることが常習化していきました。さらに会社の出張旅費支払いを自分のクレジットカードで行っていたので、それをリボ払い化することで一時的に現金を手に入れて、風俗+メンエス+バイナリーオプションで溶かすみたいなこともやるようになっていました(仕事柄出張が非常に多かったのでかなりまとまった金額を現金化できました)。他にもクレジットカードの支払い金額調整に失敗して、お金がなくてどうしようとなったりもありましたが、消費者金融からお金を借りて神回避(?)なんてこともあり、一気に借金が増えていきました(仮想通貨に手を出したのもこのあたりの時期でした)。大体この時点で借金は250万円程度になっていたと思います。
会社でのストレスに加えて借金があるというストレスが加わり、ますますメンタルを病んでいく中で今の会社で働き続けるのは無理だと悟り、給料は100万円以上下がるもののホワイトそうな会社に転職することしました。また、それを機に借金生活から脱出しようと固く誓い、転職直後に前職の退職金を借金返済に充てたのもあり、借金は2018年4月時点で150万円まで減りました。
その後、普通にしていれば、毎月の返済と年2回のボーナス支払いで1年以内に借金が0になるはずだったのですが、転職先の会社でやりたい仕事ができなかったことや慣れない土地での勤務でストレスがたまり、風俗とメンエスの利用回数が爆発的に増えていきました。また、2社目でも相変わらず仕事が全然できず、自分は社会に出て働きお金を稼ぐことに対して適正がないという厳しい現実に直面することになります。そこで次に手を出したのが海外FXです。私が利用していた海外FX講座はクレジットカード入金に対応しており、また、レバレッジも1000倍程度かけられました。これは一発逆転を狙っており、かつ、手元資金がないもののクレジットカードの利用枠は大きい私には好都合でした。ただ海外FXでは全く勝つことができず、リボ払いでジャブジャブ入金を繰り返し、気が付いたときにはクレジットカードの利用枠は300万円はなくなり、2019年にはカードローンと合わせて借金は400万円に達していました。この状態になるとボーナスでコツコツ借金を返済しようという考えはなくなり、いかにFXや仮想通貨(草コイン)で一気に借金を0にするかしか考えられなくなり、月々の返済を自転車操業で回しながら、可能な限りFXや仮想通貨にすべてを突っ込み、負けるというサイクルをただ繰り返すだけでした。さすがにトータルでの負債も400万円になると新たにお金を借りることができなくなり、その点ではこれ以上増えることもないという意味での安心感はありました。とはいえ、借金が増えもせず減りもせず、毎月かなりの利息を払い続けるのは精神的苦痛だったこともあり、銀行のおまとめローンに申し込むことにしました。審査はスッと通り、年利12.5%で月々6万円弱を10年支払い続けて借金400万円返すことになりました。おまとめ時にカードローンを返済の上解約してくださいねと言われていたのですが、貯金0状態は流石に怖ったこともあり、結局、300万円の利用枠があるクレジットカードは解約したものの、100万円の枠があるカードローンはそのまま残すことにしました。これが2019年秋ごろの話になります。
・・・このペースで続けていくといつまでたっても終わらないので、巻いて説明すると、結局その後もFXや仮想通貨に手を出すことはやめられず、100万のカードローンを使い切ったり、新しく契約したクレジットカードの枠も当初100万円だったのが徐々に信用が増えていき200万円になり、結果として5,349,952円まで借金が膨れ上がることになりました(MAX600万円弱)。ちなみにこれぐらいの借金になると月々の返済金額は合計すると10万円強になる一方で、実際に減る借金は5万円弱と月々の返済で細々と返していても一向に借金は減っていきません。
流石に借金生活を6年ぐらい続けると心に澱がたまっていき常に精神状態が悪く、また、何かに常に追われている感覚が拭えず、生きていても全然楽しくありません。
□借金返済プラン
多額の借金を6年以上抱えてようやく気付いたのが、FXや仮想通貨で一発逆転を目指すのはほとんど不可能であることでした。そうなると借金を返す方法として、「収入を増やして、支出を減らす」という王道に立ち戻る必要があります。さらに借金返済を加速するために債務整理も選択肢としてありますが、クレジットカードが使えなくなるのは不便なのと、年収を考えるとまだ借金500円強は返済できる金額なので考えないことにしました(なんやかんやで年功序列で出世などをし、2022年の年収は800万円弱)。
FXなどに頼らず収入を増やす方法として考えられるのは、出世による昇給、副業、転職ですが、出世と副業は現実的ではなかったので転職による年収アップを狙うことにしました。とりあえず現状より年収が高そうな会社に手当たり次第申し込んで、結果として年収1本越え提示の会社からオファーがもらえました。ちなみに早速仕事ができない扱いを受けておりプレシャーとストレスを感じていますが、多額の借金があるため、なんとか耐えております(流石に10年弱ダメ社員扱いを受けていると、メンタルが強くなる)。
一方、支出を減らすという観点では、加齢で性欲がかなり減衰し風俗やメンエスに行きたいと思わなくなってきたので、特に苦労せずに支出が減らせました。
一応これで収入増と支出減ができたので、2年後には借金0円が現実として見えてきました。来年ももしアドベントカレンダーを書く機会があれば状況をアップデートしたいと思います(少なくとも200万円返済することが目標)。
明日は今井さん(ぺこーらいつもありがとう!|今井)です!お楽しみに!!